ブリアン歯磨き粉の特徴

虫歯菌を抑制するブリス菌

 

 

子ども向け歯磨き粉・ブリアンの最大の特徴は、その成分にBLIS M18という乳酸菌が使われている点です。

 

「BLIS M18」というのはニュージーランドにあるブリステクノロジー社の登録商標で、一般名称は「ブリス菌」です。ブリス菌をフリーズドライ製法で粉状にしたのがBLIS M18なのです。

 

ニュージーランドはもともと子どもの虫歯本数が少ない国なのですが、子どもたちの口内を調査した結果、わずか2%の子どもだけが生まれながらにしてブリス菌を保有していることが分かりました。

 

BLIS M18はこうした子どもたちから採取したブリス菌を培養し、フリーズドライ製法で粉末にしたものなのです。

 

では、BLIS M18が歯磨き粉に入っていると、何がメリットなのでしょうか。

 

口の中には細菌が棲みついています。赤ちゃんは、産まれた時は無菌状態ですが、大人が口移しで食べ物を与えたり、同じ食器を使っていると、大人が保有している虫歯菌を子どもに移してしまいます。

 

虫歯菌は悪玉菌ですが、口内には善玉菌もいて、そのバランスには個人差があります。善玉菌の割合が多い人とそうでない人がいます。この他、日和見菌というのがいて、その時その時で優勢な方につきます。

 

ブリアンのメリットは、歯磨きを通じてBLIS M18を取り込むことで善玉菌の割合が増え、口内環境(口内フローラと言います)が改善し、虫歯菌の活動が抑えられ、その結果として虫歯になりにくくなるということなのです。

 

 

また、おおよそ19ヶ月から31ヶ月までの1年間を「感染の窓」と言います。

 

この期間に形成された善玉菌と悪玉菌の割合は、その期間を経過してからも維持されるという研究結果があります。ということは、この期間においていかに善玉菌を取り込んでおくかということが重要で、その手段としてブリアンが効果的ではないかと考えられるわけです。

 

ブリアンを使えば虫歯が治るということはありませんし、全く虫歯ができなくなるということでもありません。でも、口内フローラを改善することで、お子さんが大きくなってからも虫歯に悩まされにくくなる人生が送れるかもしれないということなのです。

 

整理すると、ブリアンの価値を理解する上で大事なキーワードは、

 

  • ブリス菌
  • 口内フローラ
  • 感染の窓

 

この3つです。特に感染の窓と呼ばれる時期において善玉菌の割合を増やして口内フローラを改善することが大事で、将来の虫歯予防につなげようということなのです。

 

ブリス菌のエビデンス

 

 

なお、BLIS M18のエビデンス(科学的根拠)については、株式会社トレードピアのサイトに掲載されています。ニュージーランドを始めとして多くの国で特許も取得していますので、参考までにご覧ください。
http://www.tradepia.co.jp/commodities/05_02.html

 

アメリカでの特許について掲載されているページはこちらのようです。ちょっと読めませんが(--;)、サイト上で翻訳したところ、関連したものであることは間違いなさそうです。

 

ただ、ブリアンにエビデンスをきっちり求めるのもどうかと思っています。

 

フッ素入りの歯磨き粉、ありますよね。歯科医の間でも、フッ素コートは虫歯予防に効果があるというのが常識のようになっています。

 

私もフッ素入りの歯磨き粉を長い間、使っていました。フッ素で歯をコーティングしていたつもりですが、実際にどれだけ効果があるのかと言われれば何とも言えないです。

 

例えば知人から「フッ素入りの歯磨き粉を使うようになって、虫歯は減った?」と聞かれれば、何とも答えようがありません。まあ、そんな気がするという程度です。

 

ブリアンにエビデンスを求める人は、それと同じようなことを言っているものだと考えた方がいいです。

 

ブリアンを使ったからお子さんが将来、必ず虫歯にならなくなるなんて言い切れる人がどれだけいるでしょうか。

 

ブリス菌が虫歯菌抑制に効果がある、というところまではエビデンスがあるわけですので、後はメカニズムを理解して、その可能性に投資するかどうか、というだけです。

 

また、ブラッシングをきちんとお子さんに覚えさせ、歯磨きの習慣を身に着けさせるということと合わせて活用するのが本来の正しい使い方ではないかと思います。過剰に期待・依存するのではなく、当たり前のこともちゃんとやりましょうね。

ブリアンに使用されている成分

一般的な歯磨き粉との比較

 

 

ブリアンは成分にこだわっています。

 

ブリアンに含まれている成分はとても少なく、たったこれだけです!

 

  • デキストリン
  • エリスリトール
  • フルクトオリゴ糖
  • 乳酸菌
  • 香料

 

ブリアンは子どもが使用するものなので、使用する成分にもかなりのこだわりがあるわけです。ちなみに乳酸菌がBLIS M18です。

 

子ども向けの歯磨き粉はたくさんありますが、例として、LIONさんの「ライオンこどもハミガキ」に含まれる成分を見てみましょう。

 

  • 湿潤剤・・・ソルビット液、PG
  • 清掃剤・・・無水ケイ酸A
  • 粘度調整剤・・・無水ケイ酸、ポリアクリル酸Na
  • 粘結剤・・・CMC・Na
  • 香味剤・・・香料、サッカリンNa
  • 発泡剤・・・ラウリル硫酸Na
  • 安定剤・・・酸化Ti
  • 薬用成分・・・フッ化ナトリウム(フッ素)
  • 保存剤・・・塩化ベンザルコニウム

LION 公式サイトより引用)

 

ずいぶん多いですよね!

 

もちろん、天下のLIONさんですから使い続けて体に害のある成分は入っていないものと信じますが・・・「硫酸」なんていう言葉が入っていると不安を覚えますよね。ただ、これが有害なのかどうかは私も分かりませんので、詳しく知りたい方はLIONのお客様相談室にでも問い合わせて確認してください。

 

ブリアンに使われている成分の解説

 

 

では、ブリアンで使用されている成分について1つ1つ見ていきましょう。

 

デキストリン

 

Wikipediaによれば、デキストリンとは「デンプンまたはグリコーゲンの加水分解で得られる低分子量の炭水化物の総称」となっています。デンプンもグリコーゲンも糖ですから、基本的に甘みを付けるための成分ではないかと思われます。

 

エリスリトール

 

エリスリトールとは天然の糖アルコールです。糖質制限ダイエットの影響で知名度が上がりましたが、甘味料なのにカロリーがほとんどないというのが特徴です。エリスリトールは大量に取るとお腹がゆるくなるというデメリットがありますが、歯磨き粉に使われている程度なら全く問題ないと言っていいでしょう。

 

フルクトオリゴ糖(フラクトオリゴ糖)

 

フルクトオリゴ糖は、日本オリゴ株式会社の公式サイトによれば、「砂糖に果糖が1〜数個結びついた状態で、砂糖に近い、くせのない、まろやかな甘さが特徴の健康的な甘味(料)」です。

 

オリゴ糖はみなさんもご存知かと思いますが、腸内環境を整えるために効果的と言われていますね。BLIS M18が口内環境を整えるという話に知名度はなくても、腸内環境を整えるという話なら聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

 

デキストリン、エリスリトール、フルクトオリゴ糖の3つはイチゴ味を作るために使われている成分なのかもしれません。

 

乳酸菌

 

乳酸菌はすでにご説明したとおり、BLIS M18のことですのでここでは触れません。

 

香料

 

香料も使われています。鼻を2センチくらいに近づけるとほのかに香る程度の香りがします。さすがにこれを問題視する方は少ないのではないでしょうか。

 

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以上ですが、私は保存料と発泡剤が入っていないのが大きいと感じました。

 

特に発泡剤については入っていない方が明らかにいいです。大人が使っている歯磨き粉にはたいてい入っていますが、これは、歯を磨いた気分にさせるために入っていると言っても過言ではありません。

 

丁寧に歯を磨くためにはこの泡が邪魔になります。泡立つごとにうがいをしていたら面倒ですし、お子さんに何度もうがいをさせることはできないですよね。そもそも小さいうちは、うがい自体ができないですね。

 

ブリアンは、実際に使ってみると分かりますが、全く泡立たず、飲み込むことにも抵抗がありません。泡立たないことにはこうしたメリットがあるのです。

 

フッ素が入っていた方が良いのでは?と考える方へ

 

 

フッ素が虫歯予防に効果的であるという話は今のところ、多くの歯科医で意見が一致していると言っていいと思います。

 

しかし、フッ素を使わないと言っている歯医者さんもいます。反対意見があることは知っておいた方がいいです。例えばこちらの歯科のサイト。
フレンズ歯科クリニック

 

また、ブリアンは、そもそも虫歯菌そのものを減らそうという発想で作られている製品なので、フッ素を入れる必要性がないから入れていないだけなのかもしれません。